新選組と私 ~山﨑丞さんに出逢う旅・新選組慰霊祭~

2015年7月16日早朝。

台風で強風の中、私は、伊丹空港行きの飛行機に乗っていました。





永年、山﨑さんの研究をしてきた私にとって、特別な京都行き。

家族旅行で一度行ったことはありましたが、家族が居て遺跡巡りが難しかった為、今回が初めての新選組遺跡巡りとなります。


きっかけは、山﨑さんモデルの模造刀が無いか調べていた所、京都の旧前川邸にて販売しているとの情報に行き着いたからです。

新選組慰霊祭が近いこともあり、それに合わせて京都行きを決断しました。


伊丹空港からは、高速バスで京都駅まで。

京都駅に着くと、一日乗車券をゲットし、バスで移動することに。





まずは、京都駅から程近い、第3の屯所・不動堂明王院まで歩きました。







沢山の提灯が印象的です。


■不動堂明王院の公式サイトはこちら


第3の屯所は、場所が不確定の為、点在しています。

陸橋を渡って、もうひとつの第3の屯所と言われている、リーガロイヤルホテル京都へ。

石碑もありました。






そこから少し歩き、時代を遡るように、第2の屯所・西本願寺へ。

想像以上にとても大きく、大迫力でした。





西本願寺に挟まれた小道を歩き、きっと、山﨑さんや土方さん達も同じようにここを歩いたんだと思うと感激です。




■西本願寺の公式サイトはこちら


1日乗車券を使い都バスに乗って、次は、壬生へ。

来たのだ!と、熱く込み上げるものがありました。

聖地と言うと軽々しく感じられ憚られますが、やはり、我々にとっては聖地。

第1の屯所・壬生寺。

境内は広く、砂利が敷き詰められています。






「車は入るな」に反して、馬を乗り入れていた新選組。

近藤さんの胸像の前に、素敵に咲く蓮。

豪胆と繊細さの共存が、新選組らしいな、と思いました。






新選組慰霊祭では、芳名帳に記帳させて頂いたばかりか、

参列、ご焼香までさせて頂き、大変有難い経験でした。

沖田家や永倉家等のご子孫様達も参列されていました。


参列させて頂いたことで、本当に存在していたのだ、と、生きた証を感じ、感無量で涙が溢れました。






■壬生寺の公式サイトはこちら


その後、旧前川邸にて、念願の山﨑さんモデルの模造刀を手に入れました。

(国貞では無く、国重とのお話でした。)





女将さんやお姉さんがとても親切で、安心してお買い物が出来ました!






■旧前川邸の公式サイトはこちら


八木邸では、柱に残る刀傷等を見学。

有名な刀傷は、触れられないようにプラスチックのカバーが付けられていました。

大切に保管・後世に繋げる為には仕方無いことなのかな…と思いました。

こちらでは、これまた有名な屯所餅とお抹茶を頂きました。





■八木家の公式サイトはこちら


壬生を後にし、バスでホテルに向かい、荷物や模造刀を置いて、次に向かったのは、枡屋跡。

山﨑さんの、池田屋事件の伝説的探索は創作とは言われているものの、枡屋で古高を見付けたのは本当なので、実際に見ておきたかったのです。

現在は、懐石料理屋『志る幸』になっています。






次に向かったのは、八坂神社。

ちょうど祇園祭の日だったので、御神輿が準備されていました。






■八坂神社の公式サイトはこちら


ここに陣を置いて池田屋等に向かった新選組と同様、私も八坂神社から池田屋跡に建っている居酒屋に向かいました。


バスで向かおうとバス停で待っていると…

祇園祭が始まり、歩行者天国になってしまった為、居酒屋・池田屋へ歩いて行くことに。

図らずも、新選組の皆さんと同じように京の町を歩くことになり、感慨深かったです。






個室居酒屋 池田屋の公式サイトはこちら


翌、17日。

鴨川を眺めて歩いたりした後、バスで霊山(りょうぜん)歴史館へ。

最大の目的は、島田魁さんの残した隊士名簿。

2種類あり、どちらにも「山崎烝」の文字が!

山﨑さんの生きた証がここにも。

とても感激しました。

ただ、阿波徳島出身と書いてあったのが謎でした。

写真撮影禁止だったので、目に焼き付けました。


霊山歴史館では、他にも幕末の貴重な品々が展示されていますので、とてもオススメです。

土方さんとお写真が撮れるスポットもあり、喜び勇んでツーショットを撮りました!





■霊山歴史館の公式サイトはこちら


二日目は霊山歴史館しか行かず、飛行機に遅れないように早めに伊丹空港へ向かいました。

山﨑さんモデルの模造刀を預けなければならず、ベルトコンベアで流れてくる愛刀はとてもシュールでした。





以上が、山﨑さんを感じる二日間の京都旅行でした。

まだまだ回れていない遺跡があると思うので、また京都へ行きたいです。

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